一般財団法人 療道協会 西山病院

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基本情報

当科では、統合失調症、気分症(躁うつ病、うつ病など)、不安症、身体症状症、認知症などの精神科疾患を対象に、入院および外来診療をおこなっています。より正確な診断を得るために、精神保健福祉士(PSW)による問診を行い、診察における「見立て」を経て、頭部CT、認知機能検査及び神経心理学的検査などの各種検査をおこない、診断します。そして、最新の知見に基づいた薬物療法、各種精神療法などを組み合わせた包括的治療をおこないます。必要に応じて、地域と連携したリハビリテーション、社会資源の活用に力を入れています。

外来診療

①一般精神科外来、②認知症外来(認知症疾患医療センター)を開設しています。平日(祝日と年末年始を除く)の午前中は毎日それぞれ①②の初診外来を受付し、地域の医療機関・介護福祉施設等から紹介された患者さんの診断および治療をおこなっています。4つの外来診察室を備え、処置室では外来患者さんの点滴をおこなう事が可能な体制を整えています。

また、③専門外来として、2025年(令和7年)4月から毎週木曜日午前に「認知行動療法外来」を新規に開設しました。

リエゾン・コンサルテーション

乙訓地域の他病院(京都済生会病院、向日回生病院)に入院中の方々の精神症状に対するリエゾン・コンサルテーションの医師を派遣しています。京都市内、乙訓地域の特別養護老人ホーム(現在、4ヶ所)に入所中の高齢者・認知症患者へのリエゾン・コンサルテーションの医師を派遣しています。

精神保健相談、産業保健

京都市内の保健福祉センターに精神保健福祉相談医を派遣しています。京都市・乙訓地域の公的機関などへ産業医を派遣しています。

スポーツメンタルヘルス

プロバスケットボールのB.LEAGUE「京都ハンナリーズ」にメンタルヘルス担当医を派遣しています。

こんな方にご利用いただいています

統合失調症と気分症(うつ病、双極症)を中心に、不安症、器質性精神疾患など、特定の専門分野に偏らず、精神疾患全般を対象としています。また認知症の診断・治療、認知症の行動・心理症状(BPSD)の対応は認知症疾患医療センターと連携いたします。

私たちの特徴や取組み

認知症疾患医療センターと入院病棟をもつ精神科病院の役割として、認知症の行動・心理症状(BPSD)で在宅や施設での生活が困難な場合、うつ病や幻覚妄想状態の方で自傷他害の虞が強いケースでは、休日・夜間を除いた時間帯での受け入れ体制を整えています。

また、新規アルツハイマー病治療薬であるレカネマブ・ドナネマブのフォローアップ施設となりました。初回投与施設で診断、治療を一定期間(6か月程度)行っていただいた後は、当院外来での治療継続が可能です。まずは初回投与施設にご相談いただき、当院の医療福祉相談室までご紹介・ご相談ください。

一般精神科

精神科領域での主たる2大疾患である統合失調症と気分症を中心に、経験豊富な医師がリーダシップを発揮し、看護師(訪問看護師を含む)、薬剤師、公認心理師、作業療法士、精神保健福祉士らがチームとして治療や支援に取り組んでいます。精神科リハビリテーションを充実させ、入院での作業療法、外来でのデイ・ケアを通じて患者さんの社会復帰をサポートします。専門的な研修を積んだ公認心理師(臨床心理士)による認知機能検査及び神経心理学的検査・心理療法も実施しています。また若年性認知症の疑いがある患者さんは認知症疾患医療センターと連携し、診断・加療につなげます。

老年期精神科

認知機能障害(認知症または認知症の前段階であるMCI)をもつ方が中心ですが、ご本人の状態に応じて、外来もしくは入院での診断・治療をおこないます。問診、頭部CT、認知機能検査及び神経心理学的検査、血液検査などに基づく臨床診断の後、認知機能障害、行動・心理症状(BPSD)、行動障害に対する薬物療法と、精神療法、介護者や家族の支援をおこなっています。また、当院は、2012年(平成24年12月)に認知症疾患医療センターの指定を受け、精神保健福祉士(PSW)、看護師(訪問看護師を含む)、公認心理師とも連携して、多職種チームでの診療を行っています。

チームの雰囲気

  • 医師数   16名
  •  常勤医  10名 精神科医9名、老年内科医1名      *うち精神保健指定医 9名
  •  非常勤医   6名 精神科医3名、内科医2名、皮膚科医1名 *当直のみの医師を除く
  • 入院患者の治療 主治医制
  • 外来患者の治療 常勤医は週に再診1-3枠、新患1-3枠の外来担当
  • 常勤医が不在の場合は責任番医師が代診する

患者さんへ

当院は、精神科の専門医療機関として、統合失調症や気分症など一般的な精神疾患、いわゆる「こころの病」に向き合ってまいりました。当院には外来部門として「認知症疾患医療センター」を備えており、認知症なのか、または認知症の前段階なのか、そのための認知症診療(検査・診断・治療)、そして介護福祉サービスとの連携へと、シームレスに切れ目のない支援の体制を整えています。みなさまがもし「こころの病」や「認知症」について悩まれた際に、安心して頼っていただけるような、開かれた精神科医療・認知症診療をご提供できるよう職員一同努めてまいります。これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

採用希望者の皆さんへのアピールポイント

以前は、滋賀医科大学(精神医学講座)や京都大学(精神医学教室)との人事交流がありました。日本精神神経学会の専門医制度では、「京大精神科専門研修プログラム(基幹施設:京都大学医学部附属病院)」に連携施設として参加しています。(2025年11月現在)

また、2024年10月からは京都府立医科大学(精神医学教室)の関連病院として、非常勤医師2名が勤務しています。また2026年度からは「京都府立医科大学連携施設 精神科専門研修プログラム(基幹施設:京都府立医科大学附属病院)」に連携施設として参加予定です。