「最近、もの忘れが増えた気がする」
「何度も同じ話をしている」
「何かちょっと変…?」
そんなちょっとした気づきが、早期発見の大切なサインかもしれません。
認知症は、早期発見がカギです
認知症は、初期に気づき、対応を始めることで進行をゆるやかにすることができます。 「年のせいかな?」と見過ごさず、早めの受診をおすすめします。
- もの忘れがひどくなった
- 言葉が出にくい・会話が続かない
- 同じことを何度も言う
- 日常の動作に時間がかかるようになった
- 怒りっぽくなった、疑い深くなった
- 外出して迷子になったことがある など
ご本人が受診に気乗りされないときは…
認知症の兆しがあるご本人が、受診を拒否されることは少なくありません。 そんなときは、否定せず、気持ちに寄り添いながら声をかけてみてください。
「念のために一度相談してみようか」 「最近ちょっと疲れてるのかもね、一緒に見てもらおうか」 そんなやさしい声かけが、受診への第一歩になります。
受診前に、気になることをメモしておきましょう
診察時には、ご家族が見て気になったことを記録しておくと、医師の判断にも役立ちます。
- どんな場面で忘れるのか?
- 同じ質問を何度もしていないか?
- 普段の様子とどこが違うのか?
例: 「夕飯を食べたのに、まだ食べていないと言う」 「日付や曜日がわからなくなる」 「財布やカギをよく失くす」 など
認知症に似た症状の場合もあります
うつ病やせん妄、その他の病気でも、認知症に似た症状が出ることがあります。 その場合は、治療で改善する可能性があります。 「もしかして…」と思ったら、一度ご相談ください。
ご本人からの受診も可能です
不安を感じたご本人が、自分から相談に来られるケースもたくさんあります。 「最近の自分、ちょっとおかしいかも?」と思ったら、どうぞ遠慮なくご相談ください。
一人で悩まず、まずはご相談を
どんな些細なことでもかまいません。 「気になる」「不安」その気持ちが相談のきっかけになります。